今日のツボちゃん

歴史、アニメ、ギャンブル、エンターテイメント、いろいろなことを書いていければいいと思ってます!!よろしくおねがいしまーーーす!!!

西ヨーロッパの車窓から~各国の賭博について

まずは第1弾、英国:伝統ある”宝くじ”

英国は、米国とオーストラリアよりも歴史が長く、同様にギャンブルも長い歴史があります。
最も初期のギャンブルは運に左右されるチャンス・ゲームでした。
ダイスロールやカードを引いた結果を推測することで、人々が神と通信することができるという信念からチャンス・ゲームが生まれました。
多くの宗教の宗派は、チャンス・ゲームを彼らの儀式に取り入れました。



英国では中世までにふたつのギャンブルが存在しました。
何の技術も必要としないゲームと、そしてもうひとつは運に賭けるゲームです。
後者は偶然の要素が含まれますが、プレイヤーはゲームやその対戦相手を分析する事が必要となります。
例えば、競馬ではギャンブラーは各動物の歴史を知り、コースの状態を調べてレースの長さを考慮して賭けをします。

イングランドでは、賭けは歴史的に多くの形があって、いくつかは非常に砕けたものであることが証明されています。
例えば、馬に後ろ向きにどのくらい長い距離乗っていられるかなど。人々はこのような突飛な偉業に賭けたりしました。賭けは、信じられないほどの持久力、スピード、またはスキルを持っていることを証明しながら収入を生み出す方法となりました。

そして、動物や人間の競技からテーブルゲームにいたるまで、より正式な形態の賭博が繁栄し続けました。




エリザベス1世は1569年に英国に宝くじを導入して賞金は5000ポンドと軽犯罪から守る事も意味していました。しかし、1800年代初めに 宝くじは、消費者が切符を買う余裕がないために終了して1993年まで宝くじは絶滅したままでした。
ギャンブルは、賭博法が発効された1960年までは主流ではありませんでしたが、議会によるこの法律は賭博の店舗やスキルゲーム(結果が偶然ではなく精神的、または物理的なスキルが必要とされるゲーム)を公式化しました。


今日、英国では9128の賭博商が運営されています。人口の半数以上の成人が、女性よりも多くの男性が賭けをしています。実際には18歳から24歳までの若い世代が最も急速に成長しているギャンブラーのグループです。
この統計は、オンラインギャンブルへの関心の高まりが若い世代に自然にアピールしている事がわかります。イングランドで最も人気のある近代的な賭博の取り組みには、動物競馬賭博、スポーツ賭博、オンラインおよびカジノのゲームマシーンやスロットマシーンなどがあります。
日本にも進出している、英国でも有名な、ウィリアムヒルカジノや888カジノ、32REDなどがあり、最近の賭博委員会の調査によると、男性6%、女性2%がオンライン賭博に参加しています。





そして第2弾、アイルランド:宝くじへの愛着

イギリス同様、アイルランドでも宝くじが人気です。アイルランドの人口の約44%の成人が国営宝くじを買っています。
毎年約772ユーロを費やして、さらに成人の約12%が地元のブックメーカー(賭け屋)に少なくとも1週間に一度は通っています。
総人口で毎年ギャンブルに約50億ユーロを費やしています。



アイルランドでの国営宝くじは人気にもかかわらず、世界のどこよりも高額です。
アイルランドは、ポーカーからスポーツ賭博へのあらゆるギャンブルを規制することで、収益の向上とトラブルが起きないように監視しています。



市民と政府の価値観から起因して、賭博に関する最も特有の慣習と伝統が生まれました。
例えば、アイルランドには公共カジノは存在しません。市民や企業はプライベートカジノを開設し、ラスベガスやマカオと同じゲームやサービスを提供しています。

島国であるアイルランドで最も人気のギャンブルは競馬です。ほとんどの国土が農場なので、ダブリンのような大都市以外ではカジノは生き残ることができなかったのと、地理上カジノに集まるには時間がかかる事も理由でした。


現在では、交通の改善とアイルランドの人口増加によってカジノに行きやすくなりましたが、自宅でできるオンラインギャンブルはより人気が高くなっています。




最後に、スペイン:クリスマスの宝くじ


スペインの宝くじ“エル・ゴルド”は、"the fat one"と言われ国民に親しまれています。世界で最大の宝くじで203年間続いています。
毎年12月22日にテレビで行われる宝くじの賞金は約400万ユーロに達し、El Gordoはスペイン文化の揺るぎない寛大さを反映しています。
CNBCに曰く、「家族や友人が宝くじをシェアして、できるだけ多くの人にクリスマスの賞金が渡るように設計されている。」っと。


イングランド同様、スペインには独自のギャンブルの歴史があります。
一部の研究者は、ブラックジャックはスペインが発祥の地であると考えています。
しかし、スペインは1977年まで正式に合法化されていませんでした。


1981年にスロットやその他のカジノゲームも合法化され、現在ではマドリッドやバルセロナの大都市にカジノが集中しているものの、25万台のギャンブルマシーンが全国に広がっています。


カジノでは、主にルーレット、スロットマシーン、ブラックジャック、カードゲームで構成されています。ほとんどのカジノにプライベート・ゲームルームがあり入場料がかかります。スペイン政府はギャンブルの賞金を課税しないので、これらのゲームは特に人気を集めています。





新しいギャンブルは、オンラインギャンブル!
世界中の様々な国で独自の賭博の歴史がある中、オンラインギャンブルやカジノでは、各国の人々と文化が一堂に会します。
イタリアに住んでいながら、アイルランド人とオンラインポーカーをプレイしたり、これからますます需要を満たすために生まれる無数のオンラインゲームが増えていきます。


多くのオンラインギャンブルでは、惹きつけたいプレイヤーのタイプ別に独自のゲームを創り出しています。例えば、裕福な顧客に対応したハイエンド市場にアピールする滑らかなグラフィックと技術を生み出したウェブサイトもあれば、新世代のターゲットの若い世代に向けたより遊び心のあるデザインとインタラクションを重視したものも登場しています。


国の文化がギャンブルに対する社会的態度に影響を及ぼすように、オンラインギャンブルを中心に文化も発達しています。

最近のギャンブラーは、自宅で静かに匿名でプレイするのを好む人が多くなりました。
古代文明から現代まで、ギャンブルは文化を形作り経済を支えています。ギャンブルの進化は、アイルランドの田舎の景観や農業の伝統やスペインの寛大な文化のように、文化の価値と大切な娯楽を反映しています。オンラインギャンブルの未来は、特に携帯端末が有望視されている今、いつでもどこでも好きな時にゲームに参加することができ、より身近なものになるでしょう。